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女子的生活 志尊淳の女装に慣れた頃に終了。女装男子のわりと普通な日常を描く

女子的生活、終わっちゃいましたね。

短かったような。でも、内容らしい内容もなかったので、ちょうどいいタイミングで終了したと言ったいいほうがいいかもしれません。

内容らしい内容もないと書きましたが、つまらなかったわけではありません。

NHKのドラマだし、丁寧に作られてました。

女子的生活、見てるとだんだん志尊淳の女装に違和感がなくなってきます。

最初は、かわいい系男子とはいえやっぱり女装したら男がにじむなと思って見てたんですが、だんだん違和感がなくなってきました。

志尊淳の役は、女装はするけど抱くのは女という男子で、言葉遣いもオネエというほどではありません。

格好以外は極めて普通な感じでした。

内容は女装してる志尊淳がちゃんとアパレルで働いていて、会社のみんなにも受け入れられていて、わりと穏やかで平凡な日常を送っています。

でも、ときどき好奇心露わなひとに出くわしたり、田舎の同級生に女装を責められたり(しかし、この男子は自分も女装がしてみたかったというオチ)、家族に拒絶されていたり(家族というか、おにーちゃんに)、やっぱり女装してるってだけで嫌な目にあうんだな、大変だなということを見せてくれます。

しかし、どれもこれも素人が想像できるようなことばかり。

そして、どれもこれも平和的に解決していきます。

もっと、「そうなんだ」みたいな素人では想像できない苦労というか、そういった取材力を見せつけてくれるようなネタをぶっこんでもらいたかった。

志尊淳は自分がしたい格好をして(女装をして)人生を楽しんでますが、将来どうなるんだろうという漠然とした不安を抱えてます。

「女装」という縛りがあるだけに、その漠然とした将来への不安感が普通の人より強いというか重いんですよね。

たとえば、志尊淳は合コンで知り合った(両方女子として出てます)小芝風花と恋仲になるんですが、二人ともハナから結婚などは考えてません(小芝風花には彼氏もいます)。

それは志尊淳もそーゆーものだと割り切って関係を構築しているわけですが、やはり将来は一人か、みたいな不安もあるわけです。

でも、女装をやめて普通の男として結婚して・・・という選択はしない。

年がかさめば、ずっと一人でと開き直るか、女装ももういっかで結婚したりということもでてくるでしょうが、二十代の志尊淳はそこの選択は先延ばしして、おセンチになっているわけです。

こーゆー若いゆえの憂鬱って、(本人は深刻なんだろうけど)どこか余裕があるというか、見てて身につまされない(軽い)。

年とってからの憂鬱って、体が・・・とか金が・・・とか介護が・・・とかって問題が洒落にならないものになってくるから、見ててずしーんとくるけど(でも見たいもんでもない)。

そんな志尊淳の漠然とした不安や寂しさを埋めてくれるのが、部屋に転がり込んでくる田舎の友人、町田啓太なわけです。

でもって、町田啓太がいい奴なので志尊淳に理解をしめし、楽しい同居人となってくれます。

事件らしい事件もないので、結局やっぱり友達っていいよね、みたいなオチになってましたが、女装男子のわりと穏やかな日常を丁寧に描いていて、結構おもしろかったです。

会社でものすごく自然にというか、好意的に受け入れられていたのことは違和感たっぷり(というかリアルじゃない感じがした)でしたが、会社で女装をせめられるみたいなのはドラマでわざわざ見たいものでもないので、それはそれでOK。

だらだらしてたようで、ちゃんと来週も見ようと思える不思議な内容の「女子的生活」でした(いろいろと「加減」が良かったんだろうな)。

 


女子的生活