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「ダブル・ジョーカー」柳広司 ジョーカーゲームの第二弾

こちらも古本で入手。
 
過去に結構話題になったよねと手にとり、読書開始。
ちゃんとカバーを見てなくて、これがシリーズ第一弾(ジョーカーゲーム)かと思って読んでました。
 
話題になるだけあって、さすがにおもしろい! ぐらいに思って読んでました。
 
でも、短編集であんなに話題になったなんて・・・とめずらしくも思ってたんですが・・・大勘違いでしたね。
 
シリーズ第二弾でした。
スパイ(男たち)の物語です。
 
男っぽいです。
柔らかい要素や恋愛要素はなし。
ヒューマンなところも徹底的に排除された感じ。
 
かといって、人間味がないかといえば、そんなこともなく、出てくる人たちにはそれなりに血の通った感じはします。
 
さらりと人物を描くのがうまいです。
 
ネチネチと大袈裟に人物を描きませんが、ちゃんと根幹の部分は描けていて、それが物語に微妙に絡んでいきます。
 
うまい。
 
物語の展開もうまくて、短編の中にきっちりドラマがあります。
 
だらだらやってはダメな展開(長編向きではない)を、短編に落とし込み、きっちり構築。
 
小説を結構読んできました、みたいな人たちがしっかり楽しめるお話です。
 
でも、小説とか読まないんだよね~って層もちゃんと拾える内容。
短編集っていうものあるし。
 
飽きない程度の長さでうまくまとまられてます。
 
スパイの活動とはいっても、情報の入手には焦点があてられてはなくて、情報の伝達とか、スパイの炙り出し、スパイの教育などに焦点があてられているので、意外性もあり楽しめます。
 
情報の入手のためには女も騙して抱く・・・みたいなゴルゴな展開(ゴルゴを読んでないからわからないんだけど)ではないです。
 
拷問、みたいなシーンもなし(ちらっと台詞で出てくるぐらい)。
激しいシーンは描かれませんが、緊迫感はしっかりあります。
 
ばれない? 大丈夫? みたいなドキドキ感も味わえる。
良作だと思います。
 
全体的にうまいんですよね。
 
ちゃんと小説を読んできて、読書量の多い人を満足、納得させられる作品。
 
作者(柳先生)自身も、ものすごい数の小説とかを読んできた方ではないかと思います。
 
古くからある小説の形をきっちり活かしつつ、新しいものを表現できている感じ。
 
このシリーズ、ヒットするのも納得です。
 
やっぱりシリーズ第一弾が読みたいな。
 
そう思わせる良作でした。
 
 
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