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「小銭をかぞえる」西村賢太

ということで、夏休みということもあり、読書感想文です。
 
良い子はお手本にしてね!(嘘、マネちゃだめ)
 
古本屋のワゴンセール(一冊80円なり)で購入した何冊かの文庫をここ数週間で読破しました。
 
その感想を書いていきたいと思います。
 
まずは西村賢太さんの「小銭をかぞえる」。
 
西村賢太さん、一時はものすごいテレビに出まくってましたが(芥川賞受賞から数年にわたって)、最近はテレビで見なくなりましたね。
 
べしゃりのおもしろいテレビ向きな作家さんって結構いますけど、やはり数年経ったら消えていきますね。
 
ず~と出続けてる方って室井佑月さんぐらいかな。
でも室井佑月さんは、小説のほうはほぼほぼ書いてない状態だと思うので、やはり作家でタレントというのは難しいのかも。
 
ばりばり小説を書いて、メディアにも出てっていったら、林真理子先生ぐらいかもしれません。
 
やっぱりすごい方ですよね。
THE Star Of Yamanashi.
 
ということで、小銭をかぞえるですが、まあ、楽しい、明るい、ハッピー! といった内容ではありません。
 
その逆。
陰鬱です。
 
でも、さすがに芥川賞受賞作家。
 
文章は読みやすく、引き込まれるので、一気に消化できます。
 
内容は、さえない男女のうまくいかない同棲生活って感じ。
ラブラブな時期は短く、お互いを傷つけるためだけのような同居生活が続き、それをひたすら描いています。
 
男女の愛も夢も希望もあったもんじゃない。
でも、だからリアルなんです。
 
西村賢太さんは自分のことを書かれる作家さんだと聞いてました。
 
なので、読みながらどうしても西村さんの顔が浮かびます・・・ひどいことしてんな。
 
でも、いいんです。
男でも女でも自分にひどいことをする人間が好き! って人がいるんです。
これ、ほんと。
 
だから、不幸な話ではありません。
 
男女のプレイについてのお話というか、考察と思えば楽しく読書できます。
 
内容の下種さに比して、文章がきれいなので、さわやかな感さえある。
 
内容が内容なだけに、めちゃくちゃさわやかってわけにはいきませんが、雨間の日差しぐらいの「光」はあります。
 
それが「わずか」なだけに輝いて見えちゃったりして、これって書き手の狙い通りなのかな(たぶん違う)とか思ってしまう。
 
純文学って、読み手が深読みして、いい話にしてくれちゃったりするから、それはそれで美味しいよな~なんて思いながら通読しました。
 
 
下品さ、下種さ
★★★★★
男のわがまま、女のアホさ
★★★★★
昭和感
★★★★★
貧乏加減
★★★★
リアル感
★★★★
夢とか希望
キラキラ感