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でも、結婚したいっ! 栗山千明がBL漫画家を、要潤が数学オタクを演じる

BL漫画家のこじらせ婚活記、ということで、ラブコメ臭たっぷりのスペシャルドラマ。

そのイメージのまんま、前半はひたすら笑いをとりにいく展開。

しかし、これが笑えない。ところどころに挿入されるBL用語も「ふ~ん」という感じで興味をひかず。

婚活がうまくいかない主人公の婚活相手として、ジャンポケの斎藤さんやチャラ男の藤森が出てきたりしますが、わざわざ芸人さんにする意味が? といった感じ。

そして、後半になるととたんにシリアスモード。

シリアスは言い過ぎかもしれませんが、ひたすら物語をふか~くしようとする感じがただよってました。

前半があんな感じで笑いをとりにいってたのに、後半でいきなり深みが出るかっつの。前半と後半で線がひけそうな雰囲気の転換。

ちょっとついていけませんでした。

イケメンや美女がいけてない男女を演じると、ばかにしてんの? みたいな鼻につく感じが出てしまうこともありますが、栗山千明と要潤にはそれがなかったのが救い。

しかし、要潤は服装と髪型をダメにすると、全体的にほんとにダメな感じが・・・そこは残念でした。

あと気になったのは主人公のBL漫画家、栗山千明がやたらと自分の職業を卑下していること。

漫画家は問題じゃなくて、BLが問題としているのですが、引け目に感じすぎ。

昔の彼にふられた理由がそれだったからということなんでしょうが、誰でもなれる仕事ではないことを仕事としているのに、あまりにもプライドがなさすぎる。

見てて、これにいらついた人は多いと思います。

専門的な力があって、自立してるなんてすばらしいことですよね、本来は。

BL=濡れ場がある、男同士の恋愛を描いている、ということで、そこまで問題なのでしょうか。

それだけで女をふる男のちっささのほうが問題に思えますけど。

そもそもその女のことがそんなに好きではなかったのでは? とか、ちょうど別れたくて、そーゆー理由にしただけでは? とか思ってしまいます。

それとも、結婚を考えたりして、子供のことまで考えたりして、妻がBL漫画家だったり、元BL漫画家だったりしたらまずいと思ったのでしょうか。

だとしたら真面目か。

子供には説明しずらい仕事かもしれないけど、そこまで卑下する職業なのかな?

ちょっとこのあたりは消化できませんでした。

栗山千明のアシスタントもこの点を指摘してましたよね。

それで主人公も目が覚め、一度はやめた婚活を再開するわけですが、最後まで栗山千明は自分の仕事に誇りを持てないという展開。

あ~いらいらする。

オフィスでの仕事を経験してない人って、会社での仕事をいたずらに神聖化してるのでは? と思ってしまいました。

実際は大した仕事してない、どころかろくな仕事もせず、それを隠すためかクダを巻きまくってるような人も少なくないのにね。

普通の会社に勤めている人間が立派だとか、実情を知ってたらまったく思えませんけど(立派かどうかは、人による)。

噂話や悪口で人間関係を操作するために出社してんの? みたいな人も少なくないしね(会社の雰囲気にもよるんでしょうが)。

夢があって、がんばって実現させて、独立して仕事してて、そーゆー人間があまりにもびくびくとしていて(誤解もある仕事ならそんなに公にしなくてもいいとは思うけど)、まったく共感できませんでした。

そのあたりの意識を改善してから男探したほうが、いい男をゲットできるよと思ってしまった。

とゆーことで、あらすじです。

腰を痛めたBL漫画家、栗山千明は、とたんに一人であることに不安を感じ、婚活を開始。しかし、うまくいきません。

やっぱりやめたと一度は婚活を投げ出す主人公ですが、アシスタントに「漫画家としては頑張ってきたんだから、今度は個人として婚活を頑張れ」といった趣旨のことを言われ、目が覚めます。

そして、婚活を再開。

「一人で生きていくことに限界を感じた」という栗山千明の婚活理由を目にとめた、数学オタクの要潤と出会います。

「このひと、大丈夫かな」と思ったという理由で栗山千明に会う要潤。そんな要に栗山は優しさを感じ、再び会うことに。

水族館デートなどをして、交流を深めます。しかし、恋愛モードにはならない二人。

栗山千明は自身のコンプレックス(BL漫画家であること)を打ち明けますが、要潤はBL漫画がピンときません。

その様子をみて、振られたと勝手に決めつけ、栗山千明は帰宅。二人の交流は途絶えます。

ある日、栗山千明がサイン会をしていると、その会場に要潤がやってきます。

BLを勉強してきたという要は「BLというジャンルは理解できないが、それを差し引くと(あなたの書いたものは)素敵な恋愛漫画だった」という趣旨のことを言い、去ります。

それでスイッチが入った栗山千明、要を追いかけプロポーズします。

要「はじめからそのつもりでした」(このあたりは結構キュンキュンくる展開でしたね)

とゆーことで、めでたく結婚へと進むのでした。

ちゃんちゃん。

ケガや病気でとたんに不安になるのはわかるんですが、どうも動機が弱い。

そして、動機が弱いゆえにすぐに婚活に挫折。

普通はあんなふうに励ましてくれる人もいない(このドラマではアシスタントがいたけど)から、そのまままた一人に戻る。

世の中によくころがってる婚活の動機→婚活の失敗→一人に戻る(ドラマでは→また婚活となってました)とゆープロセスを見せられたわけですが、へたにコメディ調にしたせいか、まったく共感できませんでした。

軽すぎる。そして、笑えなかった。

婚活って、ありふれてきてはいますけど、結構シリアスな問題なので、ドラマで扱うのは難しいと思います。

いくつものドラマで失敗してるのに、まだそれをやるか。

そう思ってしまったドラマでした。