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お母さん、娘をやめていいですか? ドラマ全体に緊迫感はあるが、一番ホラーなことをやってる斉藤由貴が妙に明るくてちょっとコミカル

全八回の第六回「毒りんご」。ドラマも終盤です。

このドラマ、たしかに古いは古いです。昭和臭がぷんぷん。

でも緊迫感があり、CMなしなのに一気に見れます。

同じく家族を扱っていて昭和テイストなドラマに「就活家族」がありますが、あちらよりこちらのようが内容は一枚上手。

演出の違いとか、いろいろ原因はあるでしょうが、奇をてらっていないことがまずひとつあると思います。

就活家族は家族の間に次々と起こることがちょっとネタ的なんですよね。こちらはそういったものはあまりありません。

斉藤由貴の娘、波留に対する愛情&行動がちょっと常軌を逸してますが、「ホスト遊び」やら「枕営業」やら「悪徳就活塾」といった今時のトピックを盛り込んだものとは異なります。

母と娘の不思議な関係は昔からある普遍的な問題だし、見出しがつくようなものではない。

それをリアルにまで持ち上げてる感じが上手いです。まさに脚本の力。

また夫のリストラの扱いでも差があります。

あっさり会社を辞めてしまう三浦友和の対し、こちらの寺脇康文はリストラ部屋でねばりにねばっています。

家族のある身ではこっちのほうがリアル。暗さも断然上です。

また、二つのドラマは家族を扱ってはいますが、就活家族では、家族がひとりひとり自分のこと(仕事とか将来)に意識が向いています。

しかし、このドラマでは、斉藤さんが自分のことよりも娘のことをどうにかしたい、自分の思い通りにしたいと躍起になっています。

自分のことを頑張るより、人をどうにかしてやろうという頑張っている人のほうが断然ホラーです。

その差がドラマの緊迫感につながっているような気がします。

さて、今回も斉藤さんの無邪気(を装った)な演技がホラーです。

娘を執拗に追いかけていたり、やっていることは最低なのに、どこか明るさがあり、ホラーでもありコメディでもある。

そのあたりを上手に演じている斉藤さん。このドラマはまさに斉藤さんのためのドラマになっていますね。

母を拒絶しはじめた波留の強い演技も結構いい感じですが、壇蜜やら波留の教え子の母親やら、味の濃いキャラの出番が増え、ちょっと霞んでしまっています。

朝ドラヒロインらしくクセのない波留ですが、こういった役者さんに囲まれるとちょっと影が薄いです。

彼氏役の柳楽優弥もクセがありますしね。

とゆーことで、第六回「毒りんご」の流れはこんな感じでした。

「私を裏切った」と責める母親、斉藤由貴に対し、「そうよ、私、お母さんを裏切った」と応戦する波留。

「一緒に帰ろう」とすがりつく斉藤さんを「一緒に居るのが苦しい」と振り切り、波留は柳楽優弥との生活をはじめます。

斉藤さんは壇蜜を呼び出し、柳楽優弥の住所を聞き出してから、二人が暮らす部屋を訪れます。

料理を持ってきた斉藤さんを拒絶しきれない柳楽さん。

しかし、このとき部屋に斉藤さんをあげてしまったために、鍵を盗まれ、合い鍵を作られてしまいます。

二人の留守中に部屋に入り込み、掃除や洗濯などをする斉藤さん。

それに気づいた波留は、母親から買ってもらった服などを捨てます。

友人の麻生祐未や夫、寺脇康文が止めるのを聞かず、娘への干渉をやめない斉藤さん。

ついに、波留と柳楽さんの部屋で斉藤さんと波留が鉢合わせします。母親を強く拒絶する波留。

斉藤さんは打ちひしがれて帰路につきます。

家に帰ると、夫の寺脇さんが斉藤さんを待っています。

そして、会社を辞めることになるかもしれないけど、一緒に第二の人生を頑張ろうと斉藤さんに告げます。

これに対し斉藤さんは「仕事がだめになったら家族に戻るのか? 私には第二の人生なんかない。私の人生は一回きりだ」と夫を拒否します。

そんななか斉藤さんは波留の学校の学園祭に。

学園祭では問題のある生徒、石井杏奈とその母親のトラブルに波留が巻き込まれます。

娘、波留を守るために生徒の母親と激しく口論する斉藤さん。

波留はそんな斉藤さんに対して「もうやめて!」と強い言葉を投げます。

とゆーことで、なかなかに緊迫感のある内容でした。

斉藤さんが盗んだ鍵で当たり前のように二人の部屋にはいって家事をしてる姿が、なぜか微笑ましいんですよね。

やってることはホラーなのに。

うまくいってる親子なら甘えてる娘をサポートする母親という図式になると思うんですが、そうじゃないので、やっぱりホラーです。

斉藤さん、明るい感じで演じてますが。

斉藤さんの友人、麻生祐未がクセのあることをするかと思いきや、まっとうな人で斉藤さん一家をちゃんと心配しているのが意外でした。

絶対に女のドロドロ展開があるかと思って見てたんですが。

最終回にむけて、斉藤さんと夫、寺脇さんの関係の再構築もせまられることになり、急に盛りだくさんになってきましたね。

波留の生徒、石井杏奈とその母親の問題もあるし。

あと二回でどうまとめるか。次週にも期待です。