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就活家族 家族がいても結局人間は一人なのか? と思わされるほど、誰もが家族に何も相談しない

今回も厳しい内容が続いた就活家族。

ちょっとリアル超えすぎちゃってる感じですね。ここまでいろいろ不具合は重ならないかも。

実際にここまで山積みになってきたら、お祓いとか行ったほうがいいかもしれません。

あと、家相を見てもらったり。意外と新居に引っ越したらすべてうまくまわるようになるかもしれません。

でも、家族四人全員にいろいろあって、それをすべて見せられるから大変にみえますが、一人一人の問題を見てみると現代社会で十分に起こり得ることです。

まずは長男、工藤阿須加。就職が内定しますが、そこは悪徳就活塾とパイプのあるブラック企業。

騙されていることも知らずに工藤さんはどんどん就活塾長に心酔していき、父親、三浦友和の反対意見に耳を貸しません。

長女の前田敦子は営業目的の婚活で見事に医者をゲット。

営業目的だろ? と見透かされ、「それでもいいよ、500万ぐらい買ったらいい?」と体の関係を求められますが、拒否して逃げてしまいます。

傷ついた前田さんは渡辺大の部屋に行きますが、そこで上司、山本未来と鉢合わせ。

翌日、「課内恋愛は禁止でしょ!」と厳しく怒られ、「どうするつもり?」と進退を迫られます。

母親、教師である黒木瞳は内申書の取り違えで、優秀な生徒を三流高校に送り込み、結果その生徒はいじめにあいひきこもりに。

家庭訪問を繰り返しますが、とりあってもらえません。

やっと家にあげてもらいますが、「息子はいじめにあい全校生徒の前で素っ裸にされた。おまえも裸になれ」と迫られ、下着姿になります。

傷ついた黒木さんは誘われるままにホストクラブに入っていき、その現場を三浦さんに見られます。

一方、三浦さんですが、木村多江の口利きで就職が決まりますが、そのコンサルティング会社で扱っている機密情報を悪徳就活塾長、新井浩文に盗みとられ(息子のことで文句を言いに行った際に)、脅されます。

せっかく得た仕事ではあるが、こんなへまをしたのでは入社はできないと落ち込む三浦さんを、木村さんが優しく慰めます。

好意を隠さず、ぐいぐい押してくる木村さんに三浦さんは危うさを感じ、距離を保とうとしますが就職問題も絡んでいるため、強く突っぱねることもできません。

そんな木村さんと一緒のところを妻、黒木さんにも目撃されており、黒木さんは三浦さんを責めませんが浮気を疑っている状態で・・・

とまあ、こんな感じで災難のオンパレード。最近のドラマにはない暗さがあります。

やっぱり映画向きなんじゃないでしょうかね、この内容。

そんななか、前田敦子だけがなんとなく高めのトーンで演技してます。

周囲から浮いてる感じもしますが、明るさが救いとなり、前田敦子のシーンだけ不幸が薄めで安心して見ていられるという側面も。

演技力は周囲に比べ一段下がっている感じの前田敦子ですが、見方を変えれば意外な力を発揮してます。

前田敦子のシーンだけ息継ぎができる。

すべてが暗くなったら、ちょっと重すぎるかもしれません。

工藤阿須加はうまいですが、必死な感じが伝わりすぎて逆に苦しい。

まさにスクリーン向け(映画向き)の演技になっているんです。熱演ですが。

ドラマ向きの演技ってやっぱりあるんですね。

そのあたりのツボをきっちり抑えてるのが木村多江だったり黒木瞳だったり、三浦友和だったり段田安則なんですよね。

やっぱりベテラン陣はすごいです。

さて、内容にもどりますが、ひどいようにもおもえる内容ですが、でも、ひとつひとつ拾ってみると結構起こり得る内容なんですよね。

それぐらい今の社会って荒れている。

ちょっとつまづくとドミノ倒しのように倒れていく仕組みになっているんですよね。

ひとつでも失敗した人間は「もうだめだろう」と捨てる社会になっている。

厳しいですけど、人が余っている社会(人口は減ってますが)ではこうなるんですよね。

家族四人で傍から見ると幸せでも、実際は家族に悩みを相談することもなく、「何やってんだ、こいつ」と批判的だったり、懐疑的だったりする。

もっと明るい家族もいっぱいあると思います。なんでも話すような。

でも、こういった家族もまたたくさんあることも事実。

漫画原作のドラマが増えるなか、久々に暗い現実を真っ向から描こうという姿勢はかいますが(こーゆードラマは久しぶり)、ちょっと偏りすぎな感じもします。

このドラマ、何がリアルじゃないかってゆーと、「諦めなさ」と「ぶっちゃけなさ」ですね。

普通、ここまできたら父親もリストラを家族に告白したり、母親も娘も「あー、もう、だめだ、ここまできたらとりあえず辞めちゃおう」となったりするほうがまともだったりリアルだったりします。

ずーっと順調だった家庭ならそれなりの蓄えもあるだろうし、そこまでして今の状態にしがみつく? という気持ちに視聴者もなってきました。

暗めでリアルを突く演出はそろそろ切り上げて、次のステップに移行しないと見てるほうも飽きてくるし、うんざりしてきます。

次週以降の流れに注目です。