いい年なのにテレビっ子!

テレビの感想や芸能ネタなどのつぶやきリポート

不機嫌な果実~三年目の浮気~ 予想以上の昼ドラ的ベタな展開が心地よい

不倫の恋をつらぬき結婚した麻也子(栗山千明)と通彦(市原隼人)。

派遣社員ではたらく麻也子と音大で非常勤講師として働く通彦の稼ぎだけでは生活は苦しい。

それなのに通彦は母親に金を借り、好きなものを買ったりして危機感は薄く、麻也子は不満。

一方、麻也子の元夫、航一(稲垣吾郎)は麻也子の親友、久美(高梨臨)とこちらも不倫をしていたが、今では母親にも紹介し、正式に付き合っていた。
 
航一は久美との結婚を急ぐが、久美は航一が麻也子を心に残しているのが気に入らないので、OKを出していない。

また、麻也子の親友で金持ちの夫(六角精児)を持つ玲子(橋本マナミ)は再び若い男との火遊びに手を出していた。

夫はそれを承知の上で玲子との生活を送っている。

そんななか、麻也子は落としものを拾ってあげた縁で久美の店に出入りするイチゴ農家の宏人(山本裕典)と出会う。

いきなりため口をきいたりする宏人は粗野なところもあるが無邪気で優しい男。

麻也子はいままでに出会ったことのないタイプの宏人に急速に惹かれる。

通彦も音大の生徒(南沢奈央)に迫られ、拒んではいたものの、強く拒否はできないでいた。そんななか二人でいるところを麻也子に見られてしまう。

「自分たちも不倫でスタートしたし・・・」と不安になる麻也子に、久美は宏人を近づけようとたくらむ。

麻也子が惚れっぽい女だということを航一に見せつけ、麻也子から心を離そうと思ったからだ。

しかし、麻也子が宏人と一緒のところを目にした航一は二人の前に飛び出し、久美もいる前で宏人と喧嘩をはじめてしまう。

前半のあらすじはそんな感じ。

じーんと染み入る情緒のある恋愛ドラマではありませんが、小さな出来事が矢継ぎ早に起こり退屈はさせません。

ベッタベタな展開でしたが、こっちもそれを期待してるところがあるので、楽しいんですよね。

本編と違っているのは、高梨臨さん演じる久美が非常に根性が悪くなっているところ。どうしてこんなに? と思うほどでした。

本編でも気の強いところが目立つ役でしたが、このスペシャルでは栗山千明演じる麻子を陥れようと画策します。

ヤキモチからの行動とはいえ、ちょっとやりすぎ。でも、高梨さんの存在が物語を動かしていっています。

そんな久美、仕事は成功をおさめているのですが、それでもあんなにおおらかになれないもんですかね。

自分の男が昔の女(しかもそれは自分の親友)をかばう言動をみせるのに腹が立つのはわかりますが。

でも、そういった側面が丸見えになってしまうのも、そもそも自分が親友の夫に手を出したからゆえ。

そこを棚上げして、一直線に怒りまくる久美ですが、そんなに頭が悪い女でもなく、努力家で仕事は成功させている。

そのあたりのキャラのバランスの悪さがちょっとひっかかるところです。

栗山千明、高梨臨、橋本マナミの三人の登場人物の中で、今回もっとも女の嫌な部分を担当させられたのが高梨さんということでしょう。

でも役柄的に一番おいしいのもこのポジション。

栗山千明さん演じる麻子は、真面目で意地の悪いところのない女なのですが、確かに久美が指摘するように、惚れっぽい、というか流されやすい傾向にあります。

これも素直なゆえかもしれませんが、悪い男にひっかかったらとんでもない人生を送る羽目になるタイプです。

おもしろかったのは稲垣吾郎さん演じる航一。

ちょっとしたこと(高梨さんが自分の仕事のことを話してくれなかった)で急に泣きはじめたり、相変わらず母親(萬田久子さん、お綺麗でしたね)べったりだったりと、キャラは相変わらず濃いです。

でも、そんなにおかしな人には見えず、優しく育ちの良さを身に着けた魅力もある男に見えるのは、稲垣さんのキャラと演技力のおかげでしょう。

この稲垣さんが、高梨さんの予想に反して、栗山さんにどんどん心を戻していくのがおもしろかったです。

つつかなければよかった藪をつついてしまった久美ですが、久美(高梨さん)と航一(稲垣さん)はどうなるのか?

結局は麻子と道彦、久美と航一に落ち着きそうですが、そこまでの展開が楽しみです。